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PTプロジェクト
波佐見と武雄:肥前のカップ

2016年に日本遺産登録された「日本磁器のふるさと 肥前」参加するのは長崎・波佐見に加えて佐世保、平戸、佐賀側が有田、伊万里、武雄、嬉野、唐津の8市町。

今回は、波佐見と武雄、県は違えど隣り合う2つの町に滞在した2人の作家、Philippe Barde(フィリップ・バルド) と松井利夫それぞれの記憶を合体させることで、「肥前のカップ」を作ることを目指しました。

Phillippe の P とToshio の T をとって名付けられた PT Project。その名前は器の口径と高さを決めた後、形状と表面処理の自由な元型を両者が作り、それぞれの半型同士を合体させてまったく新しい、一つの器を作る手法に由来しています。

Philippe Barde と松井利夫が1999年に始めた京都造形芸術大学空間演出デザイン学科とジュネーブ応用芸術大学(現ジュネーブ造形芸術大学)との交流プログラムをベースに2002年滋賀県陶芸の森での共同制作で生まれたこのPT Projectを、今回は波佐見と武雄に応用。

行政区分を越えた「肥前」という枠組みを作品として形にすることで、肥前地域の豊かな食や保養など、それぞれの魅力が融合した、新しい「観光」の在り方を象徴します。