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ACTIVITY

EDUCATION & COLLABORATION

波佐見高校
× カメヤマキャンドルハウス
コンプラ灯篭インスタレーション

老舗キャンドルメーカー:カメヤマキャンドルハウスに12年間勤めたのち、昨年独立されたキャンドルアドバイザー三浦茉莉さんをお招きし、長崎県立波佐見高校 美術工芸科で学ぶ高校生とコンプラ瓶型灯篭を用いたライトアップイベントのデザインを行いました。

キャンドルデザインには陰翳礼讃という日本に昔から伝わるあかり文化への理解が不可欠です。陰があることで光はより一層美しくなる、デザインがこういった価値観から始まり、一つのイベントとして形となる過程を体験することは、今後の創作活動にとって貴重な土台となると考えました。

ワークショップは実際の事例紹介を元に、キャンドルが空間に与える影響、またそこで過ごすことで人の心がどのように変化するのかといった精神面に至るまで、キャンドルデザインに必要な広汎な知識を得るところから始まり、デザイン・広報・企画などに分かれて、メーカーでの仕事を想定したディスカッションによりイベントの方向性を議論しました。

美術工芸科に通う高校生の多くは、デザイン・美術系分野、窯業関連に進みます。近い将来、地元産業を支えるデザイナーとなる学生たちに、ビジネスとしてのものづくりを理解してもらうことで、消費者への訴求と売ることを前提とした実践的なものづくりについて考える機会を提供できたと考えています。

三浦茉莉プロフィール:
老舗キャンドルメーカーカメヤマ(キャンドルハウス)にて12年間キャンドルアドバイザーをつとめる。また、2012年7月より、東京FM「LOVE CONNECTION」のキャンドルコーナーにも出演。キャンドルの魅力と共に「初心者でも楽しめるキャンドルライフ」を分かりやすく提案している。 大手飲料ブランドのパーティーコーディネートをはじめ、各種レストラン・アーティストライブの装飾・イベントを手掛け、女性誌、ライフスタイル誌を中心に、キャンドルアドバイザーとしても出演。季節やライフスタイルに合ったキャンドルライフを提案する。